2014年12月1日月曜日

鎮魂にかえて

大へ

お前さんは、

媚びなかった。

動じなかった。

孤高を気取らなかった。

寄り掛からなかった。

けれど。

大よ。

お前さんには、

もっと、

寛いで

風の音や

窓辺の光の波や

暖かい団欒を

用意してやろうと

家人はどんなにか楽しみに

張り切って

食器やカゴやあれやこれやを

事ある毎にあつらえたのだよ。

大よ。

また会うことがあったら

その時には

本当に寛いで

春の日差しの中

車座になって

楽しもうな。

またいつか帰っておいで。

きっとどこかで会えるよな。


その時まで

ちょっとの間


さようなら


ごきげんよう。











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